今回ご紹介するのは、お屋敷という言葉が似合うような、どっしりと大きく歴史を感じられる物件。
昔診療所だったそうで、普段見ない「治療室」「会計」と書かれたプレートがお部屋についていました。
ここに住まわれていた方だけでなく、診療所に通っていた人たちの記憶や思い出も詰まっていますね。
どんな風に使ったら面白く暮らせるでしょうか?
1つ1つの和室を個室にして学生が社会人が集うシェアハウスは良いかも。
どこかの部屋はみんなが集うリビングに。お庭でシェア菜園や、季節のイベントもできそう。
この家の記憶を大事にしながら、新しい思い出や空気を作っていってほしいなと感じます。
◆ギャラリー
◆周辺のおはなし
物件へは中心部から156号線を南下していきます。
大きな店舗が立ち並ぶ風景から、少しずつ田んぼがポツポツと見えてくる風景に。
大通りから少し入ったところにこの物件は建っています。
周辺の家々はどうろ沿いにポツポツと、田んぼの方が目に映る面積は大きい!
物件のすぐ横にお隣さんのお家も建っています。
「中心部から離れていたら、生活しにくいのでは?」
と思われるかもしれませんが
物件から車で5-10分(自転車だと10-20分ほど)圏内には、
JAの直売所やおとぎの森公園、新高岡駅などがあります。
日々の買い物をしたり、息抜きに自然に触れたり、ちょっと遠出したり。
そんな風に不便なく暮らせそうです。
駐車スペースが5-6台分あります。自転車の置くスペースもたくさんあります!
◆さっそく物件へ
アプローチから立派、、!
元々は内側に開く門があったような跡もありました。
玄関は2つ。
もともとこの物件は診療所だった建物だったため、患者さん用と住む人用と二つの玄関があります。
こちらは患者さん用の車寄せ
建物全体はこんな間取りです。
1階は診療所や受付は玄関側に、居住用の台所や和室などは家の奥に広がっています。
◆元診療所の部分へ(間取り図一階右側部分)
入ると、受付の小窓がありました。
「こんにちは〜」と言いながらこの小窓を開けていたのでしょうか。
この小窓がある部屋は事務室だったところで、患者さんのお会計や薬の受け取りもここでやっていたみたい。
昔の学校をイメージするような建具です。旧字体で書かれたプレートもとっても魅力的。
「治療室」とプレートのある部屋に入ると、
色々な本や器具が残るお部屋でした。窓から柔らかい光も入ります。
きっとこの近くに住む人の健やかな暮らしを支えていた場所だったんだろうな、、、。
◆1階の居住スペース(間取り図左側)
家の中心部には和室が並びます。この物件、とにかく部屋数が多く広いんです!
9つある和室は6,8,10畳と様々。
窓に接していない和室は光が入りづらく、ふすまを締め切ってしまうと暗くなってしまうので
適度に部屋を開いておくと日差しも入って気持ちよくお部屋で過ごせそうです!
ここはいつも日々過ごしていた場所でしょうか、テレビなどの家財が残っています。
縁側は、日光たっぷり入り、気持ち良さそう。
引き戸を開けると外と和室が緩やかにつながりますね。
家の奥にある台所。すぐに使えそうです。
キッチンの横に机を置いて二人くらいで朝ごはん食べるにも余裕な広さで
きになるトイレは玄関の近くにあります。すぐに使えそうです!
◆階段を上って2階へ
古い家では、急で細い階段も少なくありませんが、この物件は幅広で少し緩やか。安心です。
二階には和室が5つあります。
こちらはまん丸窓のお部屋。
実はこの窓、家のアプローチを歩いているときにも見えて気になってたところです。
ほら!外からはこんな風に見えています。
他にも、
ついつい、ごろーんとしたくなる和室!
◇どんな暮らし方できるだろう??
学生や社会人が集うシェアハウスなんて、どうでしょう?
お部屋が沢山あるのは、住人一人一人の個室にぴったり。
台所に近い和室は、みんなのリビングへ
「一人の時間とみんなとの時間を分けたい!」という住民には二階のお部屋を。
「一人の時間も、誰かの声とか近くにあった方が安心する!」という住民にはリビング近くのお部屋を。
この物件は中心部と違い、「すぐに飲みにいく!」や「出かける!」は難しいですが、
春は耕して畑で野菜を育てる、
夏はバーベキュー、
年末はみんなで大掃除大会
この家で、住人同士でで新しい楽しみを作り出せたら、、、ワクワクしてしまいます!
住人同士がちょっとずつ関わりながら、楽しみをつくり、暮らす家に
すぐ横はお隣さんのお家があるので、自分たちの暮らしも楽しみつつ
お互いにとっての心地よい暮らしができると良さそうです。
◆注意点
・建物の西側は状態が悪いところもあるため、補修が必要です。
・この物件は市街化調整区域に位置しています。
市街化調整区域では、基本的に建て替えや増築・改築、リノベーションにおいて
基本的に自治体の開発許可をもらう必要があります。
お風呂やトイレなどの設備交換、家具の造作などは、開発の許可は不要です。
「んんん、、、、難しそう、、」と思った方!
こちらの物件は不動産の会社さんがついています!
何ができて、何ができないのか、不動産屋さんに相談することができます。
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◆この家の詳細と連絡先(高岡市空き家バンク)
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